コーティング加工とは
コーティング加工とは、ポリエステルフィルムや紙、金属箔などの基材表面に、樹脂などのコーティング剤を適度な粘度に希釈し、様々な塗工方式で塗布することをいいます。使用するコーティング剤の種類や加工方法により、新たな機能や付加価値を付与します。
当社ではコーティング加工の受託実績が豊富です。
こんな声にお応えします。
クラス100のクリーン環境で塗工したい | フィラー入りの沈降しやすい塗材を撹拌しながら塗工したい |
薄膜の金属箔に直接塗布したい | 極小の文字を印刷したい |
当社のコーティング加工の特長
- 1.豊富な塗工ヘッド
コンマやリップなどの厚盛コーターや、多種グラビアコーターを揃えています。
- 2.ハイクリーンな塗工環境
クリーンレベル100~の環境で加工できます。
- 3.UV/EB装置を付帯
UV・EB照射装置を付帯するコーター機があり、物性や材料により硬化方法が選択できます。
硬化方法(UV/EB/熱硬化)
- 4.チャンバードクター方式
溶剤の揮発を抑え、安定した粘度で塗工できます。
- 5.インラインコロナ処理装置
塗工前にフィルム表面に高周波を当てて改質し、濡れ性や密着性を向上できます。
当社保有のコーティング加工方式
厚盛りコーティング
コンマダイレクト
コンマロールとコーティングロールのギャップ(隙間)を調整することで、塗工厚みが決まります。主に中高粘度、中厚膜塗工に適しています。 特長 詳細スペックこちらから |
コンマリバース
コーティングロールと転写用のゴムロールの間に基材を通し、ギャップで調整した膜厚を転写させます。厚薄のある基材にも安定した膜厚塗工や基材との接液長さを短くしたい場合に適しています。 特長 詳細スペックはこちらから |
リップ・CED
液ダムが開放となるコンマとは異なり、密閉塗工方式のため、塗液の粘度変化が抑制されます。また、コンマは液ダム内で気泡が発生しやすいですが、リップ・CEDでは内圧をかけて塗工するため、気泡や塗工ムラの発生を抑制できます。幅方向に細かく膜厚調整ができるため、精度高く塗工できます。 特長 詳細スペックはこちらから |
グラビアコーティング
ダイレクトグラビア
グラビア方式の基本形であり、主に薄膜、高速塗工に適しています。塗工面平滑化のため、スムージング機能を付加する場合もあります。 特長 詳細スペックはこちらから |
グラビアリバース
グラビアロールの回転と基材の進行方向が反対のため、版目が出にくい塗工方式です。 特長 詳細スペックはこちらから |
小径グラビア
小径のグラビアロールを、基材の流れ方向とは逆に回転させるコーティング方式です。 低粘度の塗剤を薄膜で均一に塗工することに適しています。 特長 詳細スペックはこちらから |