防眩性や滑り性、エア抜け性、意匠性付与など、マットフィルムの活躍の場は多岐に渡ります。
当社は、コーティングにより、凹凸形状を付与したコーティングマットフィルムの開発・製造が可能です。
お客様のご要望に合わせ、表面粗さ、光沢度、基材の種類や厚みを調整した製品をご提供いたします。
こんな声にお応えします。
転写膜の光沢度(入射角60°)を1%台まで下げられる転写フィルムが欲しい | ペンタブレットの書き味を調整するため、滑り性の異なるコーティングマットフィルムをいくつか提案してほしい |
離型フィルムのベース材が欲しい | フィルム表面に残っているサンドブラストのコンタミをなくしたい |
表面粗さを指定したい |
当社のコーティングマットフィルムの特長
- 1.コンタミリスクを大幅軽減
サンドブラスト処理で懸念される残渣を限りなく低減できるため、コンタミリスクを嫌う製品や、後加工でクリーンルームを使用する製品に最適です。
- 2.算術平均粗さや光沢度の調節が可能!
意匠性などの特性を左右する表面粗さをコントロールできます。転写膜の低光沢化など、ご相談ください。
凹凸面が滑らかで、サンドブラスト処理と比較して残渣による汚染の心配がありません。
用途
- 凹凸転写用の製膜キャリアフィルム
- 残渣のリスクがあるサンドブラストフィルムの代替
- 相手材とのブロッキングや過密着を防止したいフィルムの基材・表面材として
- 相手材との接地面積軽減におよる、滑り性や摩擦軽減効果の付与
導入事例
製膜する樹脂の光沢度を極限まで下げたい お客様で製膜される樹脂層の表面の光沢度を下げる検討を進められていました。 当社でも既存の塗剤では光沢度の要求を満たすことができず、粒子の大きさ、種類、配合量を細かく設計し お客様のご要望にお応えすることができました。 |
物性
当社コーティング | 他社コーティング | サンドブラスト | ケミカルエッチング | 練り込み | |
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表面粗さRa(㎛) | 0.3~1.5 | 0.4~0.9 | 0.3~0.9 | 0.4~0.5 | 0.6~0.7 |
光沢度(%) | 5.4~ | 6.4~ | 5.4~ | 13.2~ | 14~ |