埃の付着防止やデバイスの電極など、透明性の高いプラスチックを基材とした導電性フィルムや帯電防止フィルムの需要は日々高まっています。
当社では、用途に合わせた基材を選定し、目標とする表面抵抗値に応じた塗剤設計で、お客様のご要望に応じた導電性フィルム・帯電防止フィルムのご提供が可能です。
こんな声にお応えします。
電材用のキャリアフィルムに特定の表面抵抗率を持った、微粘着の保護フィルムが欲しい |
熱プレス後も、表面の透明性や帯電防止性を維持したい |
レーザープリンタ用の搬送性に優れた印字フィルムが欲しい |
熱溶着できる熱可塑性フィルム表面に帯電防止性が必要! |
当社の導電性フィルム・帯電防止フィルムの特長
- 1.導電性高分子、金属酸化物、イオン液体など、導電物質の取り扱い実績が豊富
- 2.貴社の設計に合わせ、ハードコート・粘着層に帯電防止性を付与
- 3.基材の材質、目標抵抗値のカスタマイズも可能
帯電防止フィルム(片面)
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帯電防止フィルム(両面)
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帯電防止粘着フィルム・シート
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用途
- 電子部材の梱包材やキャリアフィルム
- クリーンルーム用のパーテーションの表面材として
- プリンター印字用フィルムの帯電防止など
導入事例
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熱溶着フィルムに適した帯電防止コーティング
熱溶着フィルムに帯電防止層を設け、お客様の製品と一体成型したいというご要望をいただきました。熱溶着処理の際、ブロッキングを起こさず透明性を維持し、処理前後の表面抵抗率の変化を起こさない帯電防止コートを選定、設計する必要があり、塗剤のバインダーを含め、様々な組み合わせを評価しました。
最も時間を要した点は、最適なコーティング条件の設定です。耐熱性の低い基材を使用するため、塗膜の硬化不足によるブロッキングを防ぎつつ、原反の収縮をできるだけ抑える硬化条件を見つけるため、多くのトライ&エラーを重ねました。少量の試作を繰り返し、お客様も評価にご協力くださり、二人三脚で最適条件を見つけ出し、安定生産を実現しました。
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バリエーション
基材 |
PET、PMMA、PO他 |
導電材料 |
PEDOT・PSS、金属酸化物、イオン液体等 |
実績表面抵抗率 |
10^2≦Ω/□(材料により異なります) |