コアスティックテープ®は、ロール加工品の巻芯部分のコア留めテープ(スタートテープ)に専用設計された両面粘着テープです。極薄15µmのコア留めテープで、段差痕により生じる不良部分の削減に有効です。
こんな声にお応えします。
フィルム製造工程で生じる段差痕を削減したい | コア留めテープの貼り直しが難しい |
SDGsに貢献する効果的な施策を探している | 業界で実績のあるコア留めテープが欲しい |
コアスティックテープ®の特長
- 1.段差痕の削減で「コストダウン」が実現できます
- 2.作業効率の向上が期待できます
- 3.環境負荷を低減し、SDGsに貢献できます
1. 段差痕の削減で「コストダウン」が実現できます
段差痕発生のメカニズム
フィルムの巻き始めは、粘着テープとフィルムの厚みが重なり段差となります。
この段差により2周目以降のフィルムは、段差部分でカタ(段差痕)が発生します。
接着部に乗り上げフィルムに周長ピッチで段差痕が発生する。 |
コア留めテープにおける段差痕対策
コア留めテープが厚い場合 Cu/PET(厚み25µm)のフィルムで確認 |
コア留めテープが薄い場合 Cu/PET(厚み25µm)のフィルムで確認 |
段差痕の削減量の差
|
コストダウン効果
ロス削減長さ/本 × 年間加工本数 = 製品の年間ロス削減長さ
( ロス削減長さ/本 × 製品原価/m )ー ( テープ使用長さ/本 × テープ切替後の価格差/m )= 製品1本当たりのコストダウン額
製品1本当たりのコストダウン額 × 年間加工本数 = 製品の年間コストダウン額
コアスティックテープ® 導入ユーザー事例
A社の事例
【基本情報】 採用ライン:樹脂押出装置 |
CHECK! コアスティックテープ®導入後の効果
|
【効果算出の計算式】 ロス削減長さ/本× 年間加工本数 = 製品の年間ロス削減長さ ( ロス削減長さ/本 × 製品原価/m )- ( テープ使用長さ/本 × テープ切替後の価格差/m )= 製品1本当たりのコストダウン額 製品1本当たりのコストダウン額 × 年間加工本数 = 製品の年間コストダウン額 |
2. 作業効率の向上が期待できます
うっかり防止に必要な視認性
テープにゼブラ印刷があるため視認しやすく、位置合わせや貼り忘れ防止に貢献します。
作業者の安全と効率化を支える手切れ性
カッターやはさみを使用せず手でちぎれるため、労災リスクの低減に貢献し、貼り付け作業が素早くできます。
粘着力が強いのに低タック
各種フィルムにしっかり貼り付き、巻取り時の切替エラーを削減します。
それでありながら各種コアへの貼り直しがしやすいのが特長です。
コアの溶剤拭き取りがいらない
コアスティックテープ®は糊残りしにくいため、使用後のコアを溶剤で拭き取る必要がなく、労働衛生面の改善やコアの長寿命化に貢献します。
3. 環境負荷を低減し、SDGsに貢献できます
プラスチック加工品の巻芯ロスを低減することで、製造所から排出される廃プラスチックの削減につながります。
プラスチックの代表例であるポリエチレンやポリプロピレンは、燃焼させるとプラスチック1㎏当たり理論上3.1㎏のCO2が発生すると言われており、コアスティックテープ®導入によるロス削減で、製造所あたりの廃プラ削減量が7.5t/年、CO2換算で約23t/年の削減につながったという事例もあります。
近年は、持続可能な社会や地球環境の保全のために、プラスチックの使用量や廃棄量を見直す取り組みが世界的に進められています。
プラスチック関連のものづくり企業も、この取り組みにどのように貢献するかが課題となっています。
コアスティックテープ®は、このような環境課題に対し、成果で貢献できるコア留めテープです。
製品ラインアップ
製品名 | P-12 | P-24 | P-48 | S-12 | S-24 | S-48 |
---|---|---|---|---|---|---|
巾 | 12mm | 24mm | 48mm | 12mm | 24mm | 48mm |
長さ | 100m | 100m | 100m | 100m | 100m | 100m |
厚み | 15μm (剥離紙除く) |
15μm (剥離紙除く) |
15μm (剥離紙除く) |
23μm (剥離紙除く) |
23μm (剥離紙除く) |
23μm (剥離紙除く) |
梱包 | 12巻/ケース | 6巻/ケース | 3巻/ケース | 12巻/ケース | 6巻/ケース | 3巻/ケース |
注文単位 | 1ケース | 1ケース | 1ケース | 1ケース | 1ケース | 1ケース |
構成図 |